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金融マンのコラム

消費者金融業の現実

今はどこの会社も経費削減について、いろんな努力をしている事と 思います。
これまでは、そんな事とは無縁だった私達の会社でも遅ればせながら、 全社的に経費削減を意識するようになりました。

経費削減の一番の大きな原因は、これから始まる上限金利の引き下げと、 お客様からの過払い請求による利息返還によるものです。
利息制限法と同じように、上限金利を20%にしてしまうと、今までと 比べて10%くらい全体の金利が下がってしまいます。 たかが10%くらいと思われる方もいらっしゃると思いますが、消費者 金融業にとっては、これが死活問題に相当するほど非常に大きい問題です。 今まで通りの経営だと、利益がほとんど出ないんですね。

もはや事務用品や光熱費を節約したくらいでは、焼け石に水状態なんです。 私達が出来る経費削減なんて、たかが知れています。
毎年1回会社のおカネで社員旅行に行っていましたが、今年から中止になり、 裁判所や法務局に行くのは、タクシーを使わずにバスで行ったり、 レンタカーのリース契約を打ち切ったりしていますが、効果のほどは 微々たるものでしょう。

会社が社員の福利厚生費用をケチり出したら危ないなんて聞いたことが ありますが、大丈夫なんでしょうか?

先日テレビを見ていたら、今まで消費者金融の無人の契約機やATMコーナー として使われていた場所がどんどん閉鎖されて空いてきているので、 その跡地を使った新しいビジネスを紹介していました。
消費者金融各社はATMコーナーなどをどんどん閉め始めているのです。 もちろん、閉めているところは、そのほとんどが不採算なコーナーですが。
お客様の中から、今まで利用していたコーナーが閉鎖されてしまい使えなく なって困るといったクレームも出ています。

たぶん今後、私達の会社もきっと人員整理が始まると思います。 実際に大手の消費者金融会社では、もうすでに人員整理や希望退職者を 募集して社員を削減していますからね。 合併ならまだしも、会社が廃業してしまったら仕事を失ってしまいます。
想像したくないですが、こういった状況が今の消費者金融業の現実なんです。


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